2009年11月27日金曜日

ドライアイについて

目が乾いた状態=「ドライアイ」

ではありません。

涙が減少するだけでなく、

角結膜の障害をともなう

症状のことを「ドライアイ」

と言います。

涙の量や質に異常があることで、

・目が乾く

・異物感がある

・充血する

・視力障害が起きる

・眼精疲労による頭痛や肩こり

といった症状があります。

ドライアイは

免疫学的異常を伴うものと、

伴わないものの2種類に分けられます。


免疫学的異常を伴うドライアイ

シェーグレン症候群

自分の細胞を自ら攻撃してしまう自己免疫疾患。

リューマチを患っている方によくみられ、涙だ

けでなく唾液も出ないといった症状が特徴的です。


免疫学的異常を伴わないドライアイ

シンプルドライアイ

充血を取り除く薬物の点眼が原因によるもの。

潜在性・間欠性のドライアイ

コンタクトレンズの使用などが原因によるもの。

マイボーム腺機能不全症に伴うドライアイ

皮脂腺の一種で、涙液の油層成分を生成分泌する

マイボーム腺が、細菌やウイルスなどの感染や加

齢によって機能不全になる病気で、これに伴いおこるもの。

スティーブンス・ジョンソン症候群に伴うドライアイ

皮膚粘膜眼症候群とも呼ばれ、医薬品による副作用に

よって引き起こされる病気で、これに伴いおこるもの。

(※スティーブンス・ジョンソン症候群は発症例が

   100万人に1人とされ珍しい病気ですが、失明や

  著しい視力低下などを招き、進行すると生死に

  関わるので危険な病気です)

などがあります。

涙について

上記でも涙が減少する状態と説明しましたが、

では、そもそも“”とはなんでしょうか?

は目にとって潤滑油的な役割があり、

表面の乾燥を防ぐ

光学的に平滑な表面を維持する

感染防御

酸素供給

創傷治癒の補助

といった目にとって

とても重要な役割を担っており、

涙と密接な関係にあります。

涙の量が減ると目の酸素不足が起こり、

充血したり、ひどくなると血管が黒目

に侵入することで視力障害につながります。

次に、なぜドライアイになるのでしょうか?

【ドライアイの要因】

生活環境、病気や薬剤など

様々な影響が考えられます。

生活環境では、読書やテレビ、

パソコン使用などでまばたき

の回数が少なくなるのが問題です。

ちなみに、

まばたきの回数は

平常時 約31

読書時 約61

パソコン使用時 約121

というデータがあります。

まばたきの回数が減れば、

涙が蒸発しやすくなります。

また、目を見開くことや上目遣いになることで、

外気に触れる眼の表面積が広がり、より目が乾

きやすくなります。

また、コンタクトレンズ(含水率の高いもの)

などは、涙の蒸発を促すので注意が必要です。

予防について

では、ドライアイを予防するにはどうしたらよいでしょうか?
また、どのようなケアをしたらよいのでしょうか?

ドライアイの一番の原因は涙の減少であり、

涙を増やすことができれば最も効果的な予防法ですが、

涙そのものを増やす薬や治療はありません。

つまり、予防としては、

生活環境の改善、または目薬の点眼

などが予防につながります。

生活環境の改善

テレビやパソコンの画面を見るときは、

 モニターの位置を目の高さより低い位置にする。

上目遣いで見ないようにする。

乾燥を避けるために加湿器を使用する。

コンタクトレンズは、防腐剤無添加の人工涙液

 や自家血清などの点眼を頻繁に行ったり、装着

 時間の短縮、レンズの洗浄・交換頻度を上げる。

 ・ソフトレンズは低含水のものへ

 ・ハードレンズはガス透過性のものへ変える

上記のような予防をすることで

涙の蒸発を抑える=ドライアイの予防

につながります。


ケアについて

簡単にできるケアとしては

目を温める」ことが簡単なケアです。

角膜を構成する細胞は、35℃で最高の働きを

するというデータがあり、効果的なケアです。

最近では、温めて使用するアイピローなどもあります。

「目を温める」ことが効果的なケアということは、

目を冷やす」ことは逆効果になります


治療について

治療としては、

防腐剤抜きの人工涙液や自家血清の点眼

ドライアイを引き起こしている原因となる病気の治療

涙の排出を抑える涙点プラグ(※ソフトコンタクトレン

 ズと同じ材質などで作られた1~2㎜のプラグ)を涙点

 (目じりに近くの上下にあります)に挿入する治療

などがあります。

なにはともあれ、要因である

“生活環境の改善が一番大切”

と言えます。

2009年11月25日水曜日

“充血”について

充血とは、

単に目が赤くなる症状ではありません。

充血には、結膜の充血と強膜の充血の

2種類あります。

充血ではない症状として出血の場合が

あります。

目が赤くなる症状には、大きくわけて

結膜の充血」「強膜の充血」「出血

の3つがあります。


まず、充血と出血との違いですが、

充血は結膜や強膜の血管の血液量が増え、

血管が拡大し目が赤くなったように見える状態。

出血とは、読んで字のごとく血管が破けて血が

出ている状態。


結膜の充血と強膜の充血の違いは?

結膜の充血

結膜の充血は、結膜を通る血管の血液量増加に伴い、

血管が拡大することで結膜の下にある強膜(白目の

部分)が赤くなったように見える症状です。

結膜の血管は、木の枝のように枝分かれした毛細血

管なので、白目上を枝分かれした血管が見えるのが

結膜の充血です。また、まぶたの裏まで赤く(充血)

なります。

【症例】

結膜炎(ウイルス性結膜炎「はやり目」、流行性角

結膜炎・プール熱(咽頭結膜熱)など伝染するもの

もあります。


強膜の充血

強膜の血管は、結膜の血管とは違い、結膜の血管の

ように枝分かれしたようには見えません。強膜の白

色のフィルターがかかり、ピンク色を帯びたような

充血となります。また、強膜充血の場合は、結膜充

血のように、まぶたの裏まで充血することはありま

せん。

【症例】

ブドウ膜炎、強膜炎。


結膜下出血

結膜の血管が破れて出血した状態です。血液が結膜

下に出血し、目が全体が真っ赤になります。

※動脈硬化などの全身的な病気の可能性もあるので、

一度専門医の診察をお勧めします。

【症例】

出血性結膜炎(アポロ熱)


充血を引き起こす要因は、

ドライアイ結膜炎眼精疲労

など様々です。


充血は自己防御反応を知らせてくれている大事な症状

です。血管収縮剤が含まれている目薬で、むやみに充

血を取り除くことはよくありません。十分な睡眠など

で目に休息を与えることが大切です。

※症状がひどい場合は、眼科を受診し適切な対処を行

いましょう!

2009年11月20日金曜日

目にいい栄養素(クロセチン)~黄金の抗酸化成分~

以前、目にいい栄養素についてお話しました。

今回は、目にいい栄養素の中で、
眼精疲労対策の秘密兵器ともいえる
黄金の抗酸化成分“クロセチン”に
ついてお話します。

“クロセチン”は
クチナシの実やサフランのめしべに含まれる
天然の色素成分です。
世界各地で生薬や料理に使われています。
ちなみに日本では、栗きんとんや和菓子の
着色料などに使われているそうです。
抗酸化作用に優れており、
世界中の研究者が注目しています。

とても貴重な成分で“金にも匹敵する”と言われてい
るそうです。なぜなら、クチナシ1㎏でクロセチンは
たった5gしかありません。サフランのめしべは、
1㎏集めるのに数万個の球根が必要とされるから
だそうです。

その貴重なクロセチンは、
眼精疲労対策に効果的”なのです。

眼精疲労対策には、血流を良くし酸素や栄養を
届けやすくし目のコリをほぐすことが大切です。

クロセチンには下記のような効果があり、

血流改善効果
炎症を抑える効果
抗酸化作用効果 etc...

目の筋肉の疲労緩和に効果があるとされています。

初回に紹介した目にいい栄養素などを含め、効果的
に摂取して目の健康をサポートしましょう。!

~少し簡単にまとめてみました~

クロセチン
 目の筋肉=毛様体(ピントを合わせる機能)
 のコリをほぐしてくれます。

D H A
 視神経(脳に映像を伝える機能)の働きを
 助けてくれます。

カロテン→ビタミンA
 カロテンはビタミンAの素=“目のビタミン” 
 網膜(映像を映すフィルム)を守ってくれます。

研究がすすみ、いろんな成分や効果が
明らかにされてきていますね~!

2009年11月18日水曜日

疲れ目について


【目を悪くする原因】

原因の多くは、

病気などを除けば、疲れ目(眼精疲労)です。

・目に負担をかけない

・目が疲れたら休ませる

ことが大切です。


【疲れ目とは】

目のまわりの筋肉が疲れた状態(筋肉疲労)のことです。

眼球を支える筋肉

「外眼筋」…目の周りにある目を動かす6本のという筋肉。

「毛様体筋」…目のレンズである水晶体やレンズを支える筋肉。

目を酷使することで乳酸などの疲労物質がたまり、

筋肉疲労を起こします


【疲れ目の原因】

同じ姿勢・同じ距離で目のピントを合わせたままの状態を

長時間続けることで筋肉疲労を起こします。

(テレビを長時間見る・パソコンを長時間使用するなど)

距離を変えた場合にピントを合わせにくくなり、ぼやけて

見えたりするなど、目の機能が鈍くなります。

・メガネやコンタクトレンズを使用している人

4050代の人で目の調節力が落ちてきた人(老眼)

上記の人も無意識に目を酷使していることになります。 


また目を酷使すること=長時間同じ姿勢でいることで、

首、肩などの筋肉や神経にも負担をかけ、

肩こりの原因にもなります。


日常生活において目をいたわることが大切です。

まずは、目について関心をもつことから始めましょう!

2009年11月17日火曜日

VDT症候群とは


オフィスワークの方、

コンピューターなどVDTを長時間使用される方へ

VDT症候群とは

パソコン、ワープロ、テレビゲームなどの端末である

VDT(Visual Display Terminal)を長時間使用することで、

1)

2)

3)

などに影響のでる病気のことで、

別名:テクノストレス眼症とも呼ばれます。

昨今、身の回りにはたくさんのVDTが存在します。

視線がディスプレイ、キーボード、書類などの間を

頻繁に移動させたり、画面を集中して見続けることで、

1)まばたきの回数が約1/4に減り、目が乾燥します。

2)目に負担がかかります。

3)長時間同じ姿勢をとるので、

  首、肩、腕などの痛みがでます。

【VDT症候群には視覚系症状、

 骨格筋系症状、精神神経系症状があります】

◇視覚系症状

 眼球の乾き(ドライアイ)、充血、痛み、異物感、涙の流れ、目の疲れ、

 視力の低下、目のかすみ、物がぼやけるなど。

骨格筋系症状

 肩こり、首・肩・腕の痛みとだるさ、背中の痛み、手指のしびれなど。

◇精神神経系症状

 イライラ、不安感、抑うつ状態、睡眠障害など。

【目をいたわるために】

1)長時間同じ姿勢で同じものを見続けない。

2)適度に休憩をとる。

 目を閉じたり、遠くを見たり近くを見たりして目を動かしましょう。

 窓から遠くの風景をみることで気分転換にもなります。

3)意識的にまばたきをする。

 まばたきが減ることで眼球が乾燥します。

 点眼により眼球の乾燥防止をするのもいいかもしれません。

4)室内の明るさやVDTの設置場所に注意する。

 室内は明るすぎても暗すぎてもいけません。

 画面と室内の明るさがあまり変わらないように。

 画面を直射日光に当てるのもよくありません。

 直射日光を避け、十分に明るく、照明が反射しない場所に

 設置しましょう。画面と目の距離は4050cm位に。

 視線が下に向くよう画面を設置することで、

 目の乾燥を緩和できます。